ひな祭りと言えば、ちらし寿司や蛤のお吸い物、それに桜餅を食べますよね。
これらはなぜ、ひな祭りに食べるようになったのでしょう。
それぞれの由来は?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”woman3.png” name=””]日本の行事では、昔からの言い伝えで食べると縁起が良いとされている食べ物がよくありますよね。
ひな祭りに食べる蛤やちらし寿司、それに桜餅は、なんとなくそういうものだと思い込んでいるだけで、由来についてはよく知らないという方も多いのではないのでしょうか。
子供から「どうして食べるの?」と聞かれた時にもきちんと答えられるように、ひな祭りに食べる蛤やちらし寿司、桜餅の由来について紹介したいと思います。[/speech_bubble]
ひな祭りに食べる蛤の由来は?
まずは、蛤から。
ひな祭りに蛤のお吸い物は付き物ですよね。
その由来は、蛤の貝殻から来ています。
蛤の貝殻は対になっている貝殻でなければ、ぴったりと合いません。
そのことから、蛤は夫婦円満を表し、「一生一人の人と添い遂げられますように」という縁起ものです。
ひな祭りに蛤を食べるようになったのは、夫婦円満を願って、または「いい相手とめぐり会えますように」という願いが込められているからです。
女の子の行事ならではの由来ですね。
ひな祭りに食べるちらし寿司の由来は?
続いては、ちらし寿司です。
ひな祭りには、色とりどりの具材で飾られたちらし寿司を食べるというご家庭が多いかと思います。
ですが、実はちらし寿司自体には、ひな祭りに関するいわれはありません。
ちらし寿司の場合、大切なのは出来上がり完成図ではなく、ちらし寿司に乗っている具の方です。
たとえばえびは「長生き」、れんこんは「見通しがきく」、豆は「健康でまめに働ける」という縁起ものです。
これらの縁起ものが入ったちらし寿司は、ひな祭りの祝いの席にふさわしく、また見た目にも春らしいということで、ひな祭りに食べられるようになりました。
ひな祭りに食べる桜餅の由来は?
最後に、ひな祭りの定番スイーツ桜餅についてです。
ひな祭りのシーズンになると、和菓子屋さんには桜餅が並びますよね。
実は、桜餅がひな祭りのメニューとして定着したのは、意外と最近のこと、昭和に入ってからなんです。
桜餅がひな祭りに食べられるようになったのは、ひな祭りは桃の節句であることから「桃=ピンク=桜餅」という連想た働き、ひな祭りと桜餅が結びついたためといわれています。
また、端午の節句には柏餅、端午の節句と対をなす桃の節句には、桜餅がよいのではないかということで、桜餅がひな祭りのメニューとして浸透したという説もあります。
色々言われていますが、菱餅よりも桜餅の方が食べやすくおいしいというのが、ひな祭りに桜餅が定着した一番の理由のようです。
まとめ
以上が、蛤やちらし寿司、桜餅がひな祭りに食べられる様になった由来です。
蛤にちらし寿司、桜餅が、ひな祭りに食べられる様になった理由は様々ですが、これらが揃っているとひな祭りの気分が盛り上がるのはどれも同じですね。
ひな祭りの日は、家族で囲む食事にぜひ、これらを食卓に並べてみてください。